象牙よりも白くて明るい乳白琥珀です。　裏面の一部は茶色い原石の状態です。　白い乳白琥珀は希少です。近年、特に乳白琥珀は中国の昔の皇帝の黄色と云うことで、爆買いで価格が暴騰しました。【琥珀の大きさ、長さ・横幅・厚さ】約31mmx21mmx10mm【ペンダントの金具】Ｋ１８バチカン【全体の重さ】約約4.0ｇ（金のチェーンは含まれておりません。）【職人の独り言】琥珀の木の樹脂が約３５００万年を経て、海底下深く沈降し、その場所の高温と高圧で、化学的には重合作用によりまして、透明なウイスキーやブランデーの色合い或いは乳白色の琥珀に育ちました。因みに地下１，０００ｍだと１００気圧です。　道路工事の削岩機が７気圧、蒸気機関車が１５−１８気圧ですからすごい圧力です。琥珀は透明な物、乳白色の物、両方が入れ混じった３種類に大別できます。【職人の独り言】バルト琥珀の中で乳白色琥珀はマット「フランス語では泥の意」と呼ばれています。明るい黄色のもの、黄色の中に白い模様があるもの、象牙の様な白いもの等と色々な種類があります。人によってはクリーム色と洒落た名前で呼んでいます。　白い色は空気や水の微粒子が琥珀の中に煙の様に含まれることで生じ、微粒子の大きさや量で黄色くなったり白くなったりします。　近年、この熱処理を施さない天然のままのマットは産出量が少なく希少価値が増えてきました。琥珀は、２、３０年以上経ちますと、人肌と同じ様に空気中の酸素の為表面が酸化して、表面の色合いが濃くなって行きます。内部の色はそのまままですから、再研磨しますと元の色合いの戻ります。欧州の博物館の琥珀や古墳から発見される琥珀は黒茶色で、アンティーク色と呼ばれ珍重されています。【琥珀職人の余談】恐縮ですが、近年、特に乳白琥珀は中国の昔の皇帝の黄色と云うことで、爆買いで価格が暴騰しました。